「第一話 飛燕の簪」
【時代】
P10「5年前に質素倹約をかかげる松平定信が老中に」
老中に就任したのは1787年(天明7年)。その5年後、1792年(寛政4年)がこの話の舞台。江戸に幕府が1603年に開かれてから189年後の江戸。1868年に江戸時代が終わる76年前。
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【主人公】
縫箔師(ぬいはくし)・咲(さき)
26歳 身長・五尺二寸(約157cm)
神田・平永町の藤次郎長屋に住む。
10歳で縫箔師・弥四郎のともに女中奉公に出される。
12歳で女中仕事の傍ら、仕事場に見習いとして出入りを許される。13歳で弥四郎の初めての女弟子に。14歳で母親を亡くす。
弟子になって8年修行し、21歳で独り立ち。
【店】
桝田屋(ますだや)
万町(よろずちょう)の小間物屋。間口二間。
【人】
美弥(みや)三十路(30歳)
桝田屋の主。6年前に夫を失くす。
【人】
志郎。桝田屋の奉公人。
【物】
七草の煙草入れ
【物】
男物の煙草入れ。地色は白橡(しろつるばみ)色。松の葉と松ぼっくりの刺繍。
【色】

【物】
女物の煙草入れ。地色は枯茶色。表は枝先の数枚の葉だけ。中は金木犀の刺繍。
【色】

【人】
薬種問屋・英明堂のご隠居。
【人】
修次(しゅうじ)。錺師(かざりし)。
身長五尺四寸(約164cm)
新銀町(しんしろがねちょう)に住む。
【物】
飛燕の簪。銀の平打ち。飛燕に木蓮の意匠。
値は一分。一分は一両の1/4。一両を100,000円とすると25,000円。
【場所】
越後屋。現銀掛け値なしの商売で知られる呉服屋。
跡地には三越日本橋本店がある。
【場所】
瀬戸物町。現在の江戸桜通りの辺り。
【場所】
本革屋長。現在の日銀通り、三越の裏手辺り。
【人】
しま。35歳。
咲と同じ長屋の住人。夫は左官。
【人】
路(みち)。21歳。
咲と同じ長屋の住人。夫は料理人の三吉。
【人】
三吉(さんきち)。路の夫で料理人。
六尺(180cm)近い大男。
【人】
勘吉(かんきち)。3歳。
路と三吉の長男。
【人】
太一(たいち)。22歳。咲の弟。
塗物師の元で住み込みで働く。
【人】
雪(ゆき)。19歳。咲の妹。
浅草の旅籠で住み込みで働く。
【人】
元一(もといち)。蒔絵師。
咲、太一、雪の父。
咲が7歳の時に疫病で亡くなる。
【人】
晴(はる)。咲、太一、雪の母。
咲が14歳、太一が10歳、雪が7歳の時に風邪をこじらせてあっけなく亡くなる。
【人】
啓吾(けいご)。弥四郎の一番弟子で養子でもある。
咲と祝言の話が出たが、立ち消える。
【人】
福久(ふく)。53歳。
咲と同じ長屋の住人。咲の隣に住む。
夫は紺屋の保。
【人】
保(たもつ)。もうじき還暦。
福久の夫。次男の婿入り先の紺屋で働く。
【色】

【色】

【色】

【人】
喜兵衛(きへえ)。修次の知り合い。
小金欲しさに修次から未完成の簪をくすねて売る。
【人】
千太(せんた)。歳の頃は10歳に少し足りないくらい。
【人】
冴(さえ)。千太の姉。
千太より二つ三つ年上。
【色】

【色】


同じ「褐色」でも読み方によって色味が違う。この場合はどちらが正しいか読者の判断に委ねる。
【色】

【人】
輝(てる)。桝田屋の客。酒問屋の女将。
吉原で昼三だったが、8年前に身請けされた。
【豆知識】
昼三(ちゅうさん)。新吉原の遊女の階級の一つ。またはその遊女のこと。
昼夜それぞれの揚げ代が3分であったところから。
この時代、新吉原の遊女の階級であった太夫などが廃止になっており、実質上の最高位だった。
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